宅建士試験には大きく分けて4つの科目があります。民法・法令上の制限・宅建業法、そして「税・その他」です。
今回はそんな宅建士試験の中でも最も重要ではない「捨て科目」税・その他の科目概要と攻略法について解説していきます。
宅建試験の「税・その他」の科目概要と攻略法とは
宅建士試験の中で「税・その他」の科目は50問中8問出題される科目です。その名前に「その他」と書いているように科目と一括りにするのがおかしいほど、様々な内容が出題されます。
1.固定資産税 2.不動産取得税 3.印紙税 4.所得税 5.登録免許税 6.贈与税 7.地価公示法 8.不動産の鑑定評価 9.住宅金融支援機構 10.不当景品類及び不当表示防止法 11.土地 12.建物 13.統計
というカテゴリーに分けられます。
目標得点は半分の4点です。税・その他の科目の攻略法は、対策が可能な問題とそうではない問題があるのでとれる問題を落とさないような最低限の用意をするということです。
「税・その他」科目の概要・出題数
宅建士試験における「税・その他」の科目は50問中8問出題されるあまりボリュームの高くない科目です。宅建試験の科目の中で最も的が絞りづらく、「捨て科目」として位置づけられることの多い科目です。
出題傾向は
●税法から(2問) → 固定資産税と不動産取得税から1問・ 2年に一度印紙税から1問・来ない年は所得税・登録免許税・贈与税から1問
●評価から(1問) → 地価公示法か不動産鑑定評価から1問
●住宅金融支援機構から(1問)
●不当景品類及び不当表示防止法から(1問)
●土地から(1問)
●建物から(1問)
●統計から(1問)
の合計8問の構成になっています。それぞれのテーマにさらに細分化してテーマがあるほど範囲が広いので難しいテーマで得点することは不可能と言えるくらいです。
目標得点は半分の4点
税・その他の科目の目標得点は半分の4点です。もう少し取れる可能性もありますが、良くても4点くらいしか無理と思って他の科目での得点を伸ばしましょう。
この分野も基本的には暗記科目ですが、範囲も広いので諦めるところは気持ちよく諦めてメリハリのある勉強が必要です。
宅建試験の「税・その他」の攻略法
「税・その他」の科目の攻略法は、「捨て科目」でも完全に捨てずに、拾うところを決めておくということです。捨て科目の中に「真の捨て」があります。
「税・その他」の中の得点したいテーマ
「税・その他」で是非得点したいテーマはこの4つです。上二つは年度によって出題されないケースもあります。
- 印紙税から1問出た時の1問
- 地価公示法から1問出た時の1問
- 常識問題の、不当景品類及び不当表示防止法からの1問
- いつも簡単な、土地からの1問
上のテーマから3点、
あとは固定資産税と住宅支援機構の問題は難しいときもあれば易しいときもあるのでできれば1点、無理そうなら下のテーマも合わせた5問中1問とれればいいと思ってください。
「税・その他」の中の本当に捨てるテーマ
逆にあきらめも肝心ながこちらのテーマです。
- 印紙税が出ずに、所得税・登録免許税・贈与税から1問出た時の1問
- 地価公示法が出ずに、不動産鑑定評価から1問出た場合の1問
- いつも難問な、建物からの1問
- 傾向はあるものの予測不能な、統計からの1問
捨てると言っても、宅建試験は4択なので、1問は当たるかもしれません。
宅建試験の「税・その他」の科目概要と攻略法とは:まとめ
宅建士試験の「税・その他」の科目は8問出題されるどちらかというと「捨て科目」
目標得点は4点。科目の中でも、とる問題と捨てる問題は比較的はっきりしているので、とる問題だけ落とさないようなメリハリある勉強が必要。
コメント