宅建士の資格を取得して不動産会社に就職する場合に、運転技量を聞かれる場合があります。
運転技量は不動産業者では、ある意味宅建士の資格の有無より重要視したりする場合もあります。今回は不動産業者と運転技量について解説していきます。
【宅建より運転技量?】ペーパードライバーは不動産屋に採用されづらい
不動産営業をする場合には、当然ある程度の運転技量が要ります。
なぜなら不動産はその名の通り動きませんので、お客さんと営業マンが物件を見に「動かないといけない」からです。徒歩で行ける場所ばかりではありませんし、タクシーで行くと経費がものすごくかかるし、電車やバスでは時間が決まってるし近くまで行けない場合もあります。
宅建士の免許保有者はある程度の人数いたり、もともと少数精鋭の不動産会社では新規採用の人に宅建士を絶対持っていてほしいとは思いません。
宅建は持っていないけどある程度運転できる人の方がありがたいのです。
地方都市での不動産会社なら必須
特に地方都市の不動産会社の営業マンに運転技量は必須です。
地方の場合は担当エリアも広く物件から物件への移動がかなり距離があったりします。さらに古い町並みが残っているところは、道幅の狭いところも多く普通に業務をこなすにしてもある程度の運転技術がないと難しいです。
社用車での営業をする会社は猶更
営業時に社用車を使って仕事をする場合は特に運転技術が必要です。
社用車に傷をつけたりすると、
- 反省文発表みたいな、反省イベントが発生
- 罰金
- 修理代自腹
などの罰がある場合がほとんどです。
若い人材なら運転技量は大目に見られがち
運転免許を取って間もないひとでも若い人材はそんなに問題ありません。
運転していたら多少のトラブルはあるにしても半年くらいで慣れてきて、普通に不動産営業で問題ないくらいの運転技量が付くからです。
問題はベテラン営業マンで、どんどん運転が不安定になっていきます。
昔々は道を覚えてないと営業させてもらえなかった
運転技量とは少し離れますが、昔の不動産会社では町中の道という道を覚えておかないと、問い合わせが来ても担当させてもらえないなどして、営業活動をさせてもらえませんでした。
「地図を見ながら案内なんかして不動産営業が務まるか!」
というような感じです。現在は車にナビがあるので、初めて行く物件でもだいたいみんな事前に目的地をいれたりして不動産営業をしています。
事務員志望といっても運転技量を聞かれる
不動産会社の営業職は運転技量が当然必要でしょうが、事務員志望の方も運転技量が求められる場合もあります。
「写真撮ってきて」が頼みづらい
事務員といてば、事務所でじっとパソコンに向かって仕事をしていたり、受付に座っていたりというようなことを想像される場合も多いと思いますが、中小企業の不動産会社で、事務員と言えば、結構事務所の外に出る仕事を頼まれがちです。
特にHPなどに掲載する物件写真は、大きな会社でなければ営業マンで撮影しきれるものでもなく近くの物件に関しては事務員さんが行くこともしばしばあります。
そんな時に運転技量がおぼつかない人だと「ちょっと写真撮ってきてくれる?」が頼みづらいのです。
先ほども出てきましたが、業務中に行った先で何らかの事故を起こしてしまった場合には会社も責任を負わないといけないからです。
時には案内をすることもある
不動産会社にはアポイントなしの突然の来客もあります。そんな時に案内可能な営業マンが事務所にいないという場合もあります。
そんな非常事態に運転できる事務員の場合は、お客さんを連れて現場まで行き、鍵を開けて物件を見てもらうことができます。
営業をサポートする意味でも事務員さんもある程度運転できた方が会社としてはありがたいのです。
宅建取るより脱ペーパードライバーは簡単
運転免許をもっているもののほとんど運転していない人のことをペーパードライバーなんて言いますが、ペーパードライバーを脱出するのは意外と簡単です。
とりあえず広そうな道だけのところで運転しまくってみるだけです。
ペーパードライバーの人の特徴として、ものすごく運転に恐怖心をもっていたり、自分は運転が苦手と思い込んでいたりするというところがあります。車の運転は意外と誰でもできる作業しかないのでやり始めるとすぐに慣れます。(ちょっと慣れてしまってから事故るけど)
車苦手やなーっと思っている方も、宅建を取るよりは脱ペーパードライバーの方が簡単ですのでご安心ください。
【宅建より運転技量?】ペーパードライバーは不動産屋に採用されづらい:まとめ
不動産営業マンは宅建持ってないより運転苦手が致命的。
社用車を傷つけたら、なんらかのペナルティがあるのを覚悟したほうが良い。
事務員さんもある程度の運転技量があったほうが採用されやすい。
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