宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは 宅建士試験対策

宅建士試験は大きく分けて、民法・法令上の制限・宅建業法・税その他の4つの科目に分けることができます。そして合格を目指すならばそれぞれの科目で目標点をクリアしないといけません。

今回はそんな宅建士試験の「法令上の制限」の科目の概要と攻略法について解説していきたいと思います。

「法令上の制限」ってどんな内容の法律か想像しづらいですが、要は「こんな建物は建てたらダメだよ」的なことを国が言ってくる法律をイメージしてください。

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは

宅建試験における「法令上の制限」の科目は50問中8問出題される。不動産に関する専門的な法律である、

  • 都市計画法
  • 建築基準法
  • 土地区画整理法
  • 農地法
  • 宅地造成等規制法
  • 国土利用計画法

の主要6法令から主に出題されます。

目標得点は6点から7点。宅建業法の延長線上で不動産に関する知識を過去問を当たりながら暗記していくのが攻略法です。

「法令上の制限」科目の概要・出題数

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは

宅建士試験において「法令上の制限」は50問中8問とそれほどボリュームはないですが、宅建業法と並ぶ暗記科目なので、暗記さえしていけばしっかりと点数が見込める科目でもあります。出題は

  • 都市計画法(2問)
  • 建築基準法(2問)
  • 土地区画整理法(1問)
  • 農地法(1問)
  • 宅地造成等規制法(1問)
  • 国土利用計画法(1問)

という8問の構成が通常で、最後の国土利用計画法は単独で出題されずに、その他の諸法令、例えば、生産緑地法や港湾法、河川法、海岸法、道路法、文化財保護法、自然公園法等の法律の問題とともに1問作られている場合があります。

目標得点は6点・5点は最低でも取りたい

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは

法令上の制限の科目の目標得点は6点です。先ほど出てきたように法令上の制限の最後の問題が「その他の諸法令」の中からの出題になると、その問題をとるのはかなり難しくなります。ですので8点満点中7点が計算できる最高得点と考えたほうが良いです。

民法科目が苦手で暗記科目である宅建業法とこの法令上の制限で得点を稼がないといけない場合は7点を目指しましょう。

宅建業法と比較すると範囲は広く出題は少ないので、勉強のコスパは少し悪くなります。ですがこの科目も暗記しきれば計算できる得点源になります。

宅建試験の「法令上の制限」の攻略法

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは

宅建士試験の「法令上の制限」の攻略法は暗記とやる気維持です。

やっぱり暗記・それしかない

法令上の制限の科目は宅建業法と並ぶ暗記科目です。理解できないような複雑なことが出てくることはなく、ひたすら暗記が必要です。

宅建業法の勉強の仕方と同じですが、テキストで1度勉強した後は過去問をやりながら間違えたところを復習して暗記していく方法が効率的でしょう。

覚えても実生活に役に立ちそうにないのでやる気が落ちがち

法令上の制限の科目の勉強で暗記の次に大切なのは、やる気の維持です。

民法は内容が身近で取っつきやすいですし、宅建業法は得点につながりやすいので結果が出やすい科目です。どちらも勉強していてそれなりに楽しい部分があります。

しかし法令上の制限に出てくる法律は、バリバリの開発業者にしか関係なさそうな、実社会に役に立ちそうにない情報だらけです。さらに範囲が広く出題が少ないため、的が絞りづらく、過去問を解いてわからないところを調べようとしても、市販のテキストには掲載されていないということもよくあります。

市販のテキストには収録できる情報量の限界があるので仕方ないですが・・・

すぐに結果の出にくい科目だと割り切ったり、わからない過去問はネット上で解説記事を探すか、一旦放置するかでいいくらいです。最初は気楽に始めないと、できなくて焦ったりやる気をなくしたりする可能性のある科目です。

宅建試験の「法令上の制限」の科目概要と攻略法とは:まとめ

宅建試験において「法令上の制限」の科目は50問中8問出題される。

範囲は広く出題は少ない、的を絞りづらい科目だが、一度暗記すれば安定して得点できる

専門的分野でもあるので、勉強していてやる気を落とさないように気を付けるべき。

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