宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは 宅建士試験対策

宅建試験は大きく分けて4つの科目に分かれています。民法・法令上の制限・宅建業法・税その他です。宅建士試験合格のためには科目ごとの目標を決め効率よく合格ラインに到達する勉強方法が不可欠です。

今回はそのなかでも民法等(権利関係)の科目の概要や攻略法について解説していきたいと思います。

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建試験の民法(権利関係)は14問出題され、試験問題の最初に登場する科目です。その中でも、民法の出題は10問、民法が関係する借地借家法・区分所有法・不動産登記法の出題が4問という区分けができます。

目標得点は最低半分の7点、頑張って10点以上取れるようになれれば、合格に大きく近づきます。 民法が得意かどうかで宅建合格のためのプランが変わってくるほどキーポイントとなる科目です。

攻略のコツは

  • 暗記だけでなく理解も求められる。
  • 出題形式の理解も必要
  • 頻出のテーマは完全理解を目指す。
  • ときどき出るテーマを少しずつ得意にしていく。

です。

「民法」科目の概要・出題数

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建士試験にとって民法は50問中14問を占める、宅建業法の次に出題数の多い科目です。そのなかでも区分があり

  • 民法(10問)
  • 借地借家法(2問)
  • 区分所有法(1問)
  • 不動産登記法(1問)

の合計14問の出題になります。民法以外の法律の部分についても民法の基本的知識が必要になってきます。

目標得点は最低7点・できれば10点

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建士試験に合格するための民法(権利関係)の科目でも目標得点は14点中最低でも7点・できれば10点取るということです。

民法は得意不得意のある科目で、頑張っても得点が伸びない人は半分の7点を確保することを目標にし、その他の科目の暗記を頑張ったほうが良い場合があります。

民法の中にも暗記しないといけに部分はたくさんありますが、「理解」することが大切な科目です。そして日常にもしかしたらありそうな内容、売買や相続や贈与など取っつきやすい内容でもあるので宅建勉強の最初に取り組んでみるのが良いと思います。

宅建試験の「民法」の攻略法

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建士試験の民法で目標点を取るためには、攻略法を意識して勉強に取り組む必要があります。

暗記だけでなく理解が必要な科目

民法は暗記だけでなく理解することが必要な科目になります。特に宅建士試験は他の科目がゴリゴリの暗記勝負になる側面があるので、この民法は少し特殊な感じがします。

民法の条文や番号を暗記する必要はありません。理解することが大切です。

出題形式を理解する

勉強を深堀する前に、過去問を一度解いてみることをおすすめします。出題形式がわかるとどこを勉強すればいいかわかりやすくなります。例えば

「民法の規定・判例によれば正しいのは・・・」
「原則として・・・できる。」

というようなフレーズが出てきます。こういう出題がされるのか、と理解したうえでテキストを勉強すると効率よく勉強できます。

民法は身近にありそうな題材も多いので興味のおもむくままに勉強すると全く関係のない法律家のような勉強をしている場合がある。

頻出のテーマを確実に得点する

民法のなかにも頻出のテーマというものがあります。何かというと、抵当権、相続、代理・復代理、時効取得・消滅時効、担保責任、制限行為能力者というテーマです。このテーマの問題は確実に得点できるくらいまで準備したほうが良いでしょう。

抵当権なんかはみんなめんどくさいので苦手テーマかもしれませんが、あまり出題されない勉強してて楽しいテーマをやるよりは抵当権に取り組んだ方がいいです。

あまり出題のないテーマに取り組む

頻出テーマについて自信がついてきたら、あまり出題のないテーマにも取り組んでいきます。少しずつ得意分野の陣地を広げていくようなイメージです。

他の資格もだいたい民法は一緒

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは

宅建士の試験とともにマンション管理士や管理業務主任者の資格取得を目指している方もいると思います。または不動産鑑定士や行政書士・司法書士などの資格をゆくゆくは取りたいと思っている方もいるかもしれません。

そんな方は宅建の民法で最低7点と言わずに10点以上を目指してください。

民法の分野はこれらの全試験で出題される、法律系の基礎科目です。一度得意になると一気に不得意になるということもまずないですし、各資格試験の得点源にすることができればかなり有利になると思います。

宅建試験の民法(権利関係)の科目概要と攻略法とは:まとめ

宅建士試験の民法(権利関係)は14問出題される。

目標は最低7問、できれば10問正解したい

民法攻略のコツは頻出テーマを確実に得点し、むやみに勉強範囲を増やさないこと

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