宅建士試験の受験勉強はどの科目から始めますか?多くの場合は購入したテキストの最初の科目からという感じか、通信教育や通学教育のカリキュラム通りに始める場合が多いと思います。
今回はそんな宅建士試験の勉強の順番について解説していきたいと思います。
【宅建資格の勉強の順番】宅建士試験はどの科目から始めるべきか
まず宅建士試験は、
- 民法
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税その他
の4つの科目に分けられます。このそれぞれの科目に沿って勉強していくのですが、どの科目から始めるといいのかというとだいたいは「民法」か「宅建業法」です。この2つは宅建士試験では重要科目なので最初に勉強していきます。
その後に「法令上の制限」です。出題は少ないですが得点できるようになれれば心強い科目です。
最後に「税その他」です。出題傾向がつかみづらい対策のしづらい科目と言えます。最後の最後で勉強するか、最低限だけ対策をしてあとは放置という方もいます。
それでは宅建業法と民法はどちらから勉強するべきでしょうか。
【宅建士勉強の順番】おすすめは民法から始める方法
おすすめは民法から勉強する方法です。
民法は比較的想像しやすい内容の問題が出題されます。出題はかなり回りくどくややこしく感じるように書かれていますが・・・。例えば「Aが土地をBに売ったけど実はAは未成年者で・・・」というような内容です。自分に子供がいたりすれば、比較的想像しやすい内容かと思います。
あと民法はすべての法律の基礎科目です。宅建業法も「民法の原則を守ったうえで、不動産関係に関しては『宅建業法』を守ってください」という位置づけになっています。基礎になっている考え方がわかれば、あとの宅建業法の理解も深まりやすい場合もあります。
【宅建士勉強の順番】最近は宅建業法からが多い
そうとは言っても「民法」を学ばないと「宅建業法」を理解できないわけではありません。特に宅建士の試験に必要とされる知識はだいたい暗記をしないといけないだけで、理解を必要としていません。
ですので、まず最初に最大の得点源でメインテーマでもある「宅建業法」の科目から勉強するというのも一つの方法です。
特に最近の独学用のテキストでは第1章に「宅建業法」2章に「民法」を置いている参考書も多いです。
宅建業法の科目の内容は、民法と違い日常にはほぼ関係のない内容ですが、自分が不動産業で独立開業を目指している感じで勉強すると取り組みやすい内容です。本当に目指しているのであれば勉強になりますし、普通の主婦や学生や他の業界の方でも将来独立するときには・・・と想像しながら取り組んでみてください。
一旦民法・宅建業法を目標点が取れるくらいに仕上げるべき
宅建士試験を合格しようと思うと、宅建業法の科目の目標点は20問中18問~16問です。民法は14問中10問~7問取りたいところです。
民法から始めるにしろ、宅建業法から始めるにしろ、とりあえずはこの目標点を取れるくらいまで徹底的にその科目を攻めるべきです。一度目標点にを取れるようになっても、違う科目を勉強しているうちにほとんど忘れてしまいますが、何度か繰り返すうちにしっかりと暗記できるようになっています。
一番効率が良くないのが、深く勉強せず暗記もそこそこに次の科目に行くことです。各科目を何周もすればそれでも覚えていくとは思いますが、時間がかかります。
【宅建資格の勉強の順番】宅建士試験はどの科目から始めるべきか:まとめ
宅建資格の勉強の順番は、
- 民法 → 宅建業法 → 法令上の制限 → 税その他
- 宅建業法 → 民法 → 法令上の制限 → 税その他
のどちらか。過去問をして各科目の目標点を取れるくらいまでは勉強して、次の科目に行き、4つ終わればまた最初の科目に戻るというのを何度か繰り返せばいい。
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