宅建合格に向けて少し勉強し始めると、合格点にたどり着くには科目ごとに何点取らないといけないのか、得点配分についても意識して勉強を進めていくべきです。
今回はそんな宅建士試験合格のための科目ごとの得点配分について解説していきたいと思います。
宅建合格のための得点配分・科目ごとの目標得点
結論から言うとこれが各科目の得点配分・目標得点です。合格点は35点前後ですので36点を取ることを目標にしていきましょう。
試験科目 | 得点配分 | 目標得点プランA | 目標得点プランB |
権利関係(民法) | 14点 | 7点 | 10点 |
法令上の制限 | 8点 | 7点 | 5点 |
宅建業法 | 20点 | 18点 | 16点 |
税法・その他 | 8点 | 4点 | 5点 |
合計 | 50点 | 36点 | 36点 |
プランAとプランBがあり、
- プランAは「宅建業法を極める、暗記重視型」
- プランBは「暗記とともに民法を理解する型」
です。民法の得点力不足に悩みプランAの人が多いと思います。
プランA「宅建業法を極める・暗記重視型」
プランAは最重要科目であり得点源である「宅建業法」の科目を集中的に勉強し、ほぼ満点に近い20点中18点、そして暗記科目で出題傾向も一定な「法令上の制限」も暗記で乗り切り8点中7点を目指します。
逆に2番目の重要科目である「民法」は7点、何が出るか不明確な「税法その他」は4点とそれぞれ半分取れれば良しとするのが特徴です。
過去問などをやっていて民法の得点が伸びないという方におすすめのプランで、ひたすら暗記が必要です
プランBは民法ができる方向け
意外と民法が得点とれそうという方は、プランBがおすすめです。
最重要科目である「宅建業法」で高得点の16点を取らないといけないことは変わりませんが、民法に一定の時間を使って10点以上の得点を目指していきます。
「法令上の制限」は時間をかけて暗記すれば攻略できなくはないですが、範囲が広い割には出題が少ないので、出題される可能性の高いところだけ落とすことなく暗記するにとどめます。
「税法その他」も何が出るかわからないので、対策は最低限とします。
「最重要」と「捨て」は共通
両方のプランに言えることは宅建士試験合格の極意ですが、
- 最重要得点源は宅建業法であるということ
- 税法その他は捨て科目であること
ということです。宅建業法は最重要科目ですので、間違いなく得意科目にしておかないと合格はありません。そして税法その他はめちゃくちゃ頑張って勉強しても8点中6点とるのも難しい科目です。
宅建合格のための得点配分・科目ごとの目標得点:まとめ
宅建合格のための科目ごとの目標得点を理解して、科目ごとに目標を持った勉強をするのが効果的。
民法で得点できるかどうかで作戦が変わってくるため、早めに民法での適性を見て努力するか諦めるか決断することが大切。
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