最初はすごいやる気で始めた宅建の試験も、しばらく勉強をしてみるとそのモチベーションもどこかへ行ってしまい、挫折しそうになることもあります。
今回はそんな宅建士試験で挫折したり諦めたりするタイミングとその対策について解説していきたいと思います。
宅建士試験を挫折しそう。宅建の勉強を3つの諦めるタイミングと対策
宅建士試験を挫折しそうなタイミングは、順番に
- 理解することができなくて挫折
- 暗記する量が多く暗記が進まなくて挫折
- 過去問の点数があがらなくて挫折
というようなパターンがあります。挫折しそうな方はどれに当てはまるか考えてみてください。
①宅建・理解することができなくて挫折
結構多くの方がこの理解することができなくて諦めてしまいます。
法律や不動産業に関することがほとんどで、多くの方の生活にはそれほど関係がありません。不動産業界に勤める人でも、日常の業務には全く関係のない知識の問題がほとんどでしょう。日常に役立てることができることであれば、興味を持って続けることができますが、そうでもないことに毎日1時間も2時間も勉強するのは、なかなか続くものではないでしょう。
最初は資格取得に向けてのやる気でなんとかなりますが、それも日に日に落ちて1日全く勉強しない日があるとそれをきっかけにやめてしまいます。
理解できないときの挫折対策①
理解できないときの挫折対策は、とりあえず理解できないところは飛ばしてみるということです。宅建は暗記の試験です。全く理解できてなくても、ある程度の問題を解くコツと暗記で合格点まで到達できます。
深い法律に対する理解があれば、応用問題も正解することができ、その分暗記もせずに済みますし、暗記の助けにもなると思います。しかし絶対に「理解」が必要なわけではないです。
特に今挫折しそうになっているあなたが「今理解できないな」と思っている個別テーマの細かなところなんて、わからなくてもまあ大丈夫でしょっていうレベルの疑問の場合が多いです。
理解できないときの挫折対策②
身近なテーマを先にやってみるというのもいいかもしれません。テキストによっては始めのテーマは違いますが、民法だったり最重要科目の宅建業法の科目からテキストが始まったりすると思います。
不動産業に勤務しているが、民法についてはあまり興味がない、「制限行為能力者」のお客さんなんて来ることはないので全然興味がわかない場合は、宅建業法のところから勉強すると、「うちの会社供託金これだけ払っているの?」とか「重説に書くこと決まってるのにうちの会社の重説これいつも書いて無いやん」とか興味がわくポイントがあると思います。
逆に宅建業法について全くイメージのわかない、他業種や学生・主婦の方は、宅建業法のテーマは興味がわきづらいと思います。その場合は民法など一般生活にも関係するテーマを試してみてほしいです。「旦那さんが詐欺にあって、こういう場合は取り消せる」とかイメージはしやすいと思います。
②宅建・暗記する量が多くて挫折
宅建試験は暗記の試験です。暗記する量は多いです。そして日常で使えるような知識でもないし、何より試験が終わると1か月で9割くらい忘れるので人生の中であまり意味のある暗記作業でもありません。だからこそ挫折してしまいがちです。
なにより勉強していくとその暗記量の膨大さに気づく瞬間があります。これはヤバいぞ。と思うと思います。そんな時は挫折してしまうタイミングなので気を付けないといけません
暗記量による挫折の対策①
ヤバいぞとみんな思うのでとりあえず安心してください。全員同じです。将来合格する人もそこで諦める人もみんなヤバいと思います。通過する儀式だと覚悟しておいてください。そういことがあるのだと覚悟したり理解しておいたりするだけだいぶ違います。
儀式を終えて勉強をつづければ意外と暗記できます
暗記量による挫折の対策②
たくさんの暗記法があるので楽しみながら試してみるというのもいいです。ネットで検索してみるとたくさんの暗記法があって、とても勉強になります。
運動しながらとか、聞き流してとかもありますし、テキストのページのビジュアルで覚えたり、ストーリー仕立てにして覚えたりします。自分に合うものを試したりして楽しみながら覚えていくことも重要です。
暗記量による挫折の対策③
最初のほうは暗記する量を絞って減らすという方法があります。ひとつのテーマについてテキストに書いていることをすべて覚えるのは、どんなにまとめてくれた最近のいい参考書でも結構な量の暗記になります。
過去問をできるだけ早くして、「過去に出たところをこのテーマ内ではこの3つだけ確実に覚えよう」というように絞って暗記する方法がおすすめです。かなり絞ったのにそれに関する問題を間違えると悔しいので、2度と間違えなくもなります。
③宅建・過去問で点数があがらなくて挫折
いわゆるテキスト勉強もある程度はできて過去問をしているが、点数が全く上がらないというのも挫折するタイミングとしてはよくあります。
特に過去問を2回目3回目にもかかわらず、点数が変わらないというときにはモチベーションはすごく下がるでしょう。
過去問の点数があがらない場合の対策①
2回目上がらないというのはよくあります。これもそういうことがよくあるということ理解するだけでも気持ちが違うと思います。
あと完全に忘れ切った後にその年度の過去問をするのもいいですが、連続でその年度の過去問をしてみてください。過去問を繰り返すスパンを短くしても勉強にはなりますので、試してみてください。
過去問の点数があがらない場合の対策②
2回目での伸び悩みはよくあります。ただ3回目で得点が伸び悩んでいる場合はもしかしたら過去問への取り組み方が違うかもしれません。
過去問は過去問を解く2時間をしたいわけではありません。答え合わせして復習するということがメインです。1年分過去問をしたら、最低でも倍くらいの時間をかけて復習しなければいけません。復習がおろそかになっていないか確認する必要があります。
宅建士試験を挫折しそう。宅建の勉強を諦める3つのタイミングと対策:まとめ
宅建士試験に挫折するタイミングは
- 理解できなくて挫折しそう
- 暗記量にひるんでしまう
- 過去問をしても得点があがらない
それぞれに対策があるので、試してみてください。
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