宅建はマークシートの4択問題の試験です。記述式の問題が出ないというのが試験を受けやすく人気の試験たる所以でしょう。
こんかいはそんな宅建士試験の出題形式について解説していきます。
宅建はマークシート4択問題!宅建はどんな出題形式なのか
宅建試験はマークシートの4択問題で記述式はありません。50問の4択なので全部で200もの選択肢を試験時間の間に検討しないといけないと考えると、ちょっとゾッとしますが、文章を書けとか言われるよりもはるかにやりやすいですよね。
あとで確率の話もしますが、適当に選択肢を選んでも12.5問は正解できるということです。逆に言うと適当に選ぶと、合格点の35点前後に到達することはないということでもあります。
宅建の4択の出題形式
宅建の出題形式は4択ですが、4択の中でも形式は3種類に分けられます。
「正しいもの」「誤っているもの」はどれか
「・・・」についての4つの選択肢のうち、正しいものはどれか。
というタイプの出題形式です。一番難易度の低い4択で、
- 確実にその選択肢が正しいとわかる
- 他の3つが違うとわかる
という条件で解くことができます。4つすべての選択肢を理解する必要がなく、3つの選択肢を理解できていれば解ける問題です。
組み合わせ問題・「正しい組み合わせ」はどれか
「・・・」についての記述ア・イ・ウのうち正しい組み合わせはどれか。
①ア・イ ②ア・ウ ③イ・ウ ④ア・イ・ウ
というような出題形式です。これはア・イ・ウすべての記述について理解が必要です。例えばアが正しいとわかったところで③ではないということが確実になるだけで、イ・ウがそれぞれあっているのか間違っているのかわからなければ、①②④から選ぶことはできません。
ですが4択と言いながらア・イ・ウの3つについて理解すればいいので難易度は2番目です。
個数問題・「正しい」「間違っている」のは何個あるか
「・・・」についての記述ア・イ・ウ・エのうち正しいのは何個あるか。
①1個 ②2個 ③3個 ④4個
というような出題形式です。4つすべてについての理解が必要なのでもっとも難易度の高い問題と言えるでしょう。(記述が3つの場合もありますが)
3つわかれば答えがわかる問題ではなく1つの問題で4つの項目の正誤を判断しないといけません。
しかしこの個数問題は基礎知識を問う問題でよく用いられるため、難解な記述が出てくることはあまりないという傾向もあるので、苦手意識を持ちすぎるのもいけません。
4択問題の確率論的な宅建攻略法
宅建は4択なので運がよかったら合格する、という感じで受験する人もいますが、そういう人はたぶん落ちます。ですが、4択なのも事実でそんな宅建をなめた人も受験すれば12点か13点はとれます。しっかり勉強するのが基本ですが、そういった確率論的な考え方も忘れてはいけないということです。
過去問を解いてみると、答え合わせをした時、問題は3つくらいに分けられると気づくはずです。
- 確実にわかった(正答率100%)
- 2択には絞れる(正答率50%)
- これが違うのはわかる3択 (正答率33%)
- 全くわからない(正答率25%)
50問中25問は①の確実にわかるようにしてください。25点確保
50問中15問は②の2択に絞れて下さい。8問確保
残りの10問は③か④運を天に任せてみましょう。3問確保
これで36点となり合格点前後には辿り着けます。大変そうとおもいましたか?意外といけそうとおもいましたか?こういう目標の付け方も試してみるとモチベーションの維持に役立ちます。
宅建はマークシート4択問題!宅建はどんな出題形式なのか:まとめ
宅建士試験は4択問題のマークシート式で記述はない。
4択の中でも出題形式が少しずつ違い、たまには確率で考えてみるのもいい
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