宅建は無駄?意味ない資格?食いっぱぐれる宅建士たち

宅建試験に落ちた・宅建で不合格になる人の3つの特徴 宅建士試験とは

ネットなどを見ると宅建は無駄、とっても意味のない資格というような記事を時々見かけます。そういう記事をみるとなるほどと思うこともあります。

今回はそんな宅建はとっても意味がない無駄な資格なのかどうかについて解説していきたいと思います。

宅建は無駄?意味ない資格?食いっぱぐれる宅建士たち

宅建試験に落ちた・宅建で不合格になる人の3つの特徴

結論から言うと、宅建は無駄ではありません。手にした知識が実用的かはさておき、資格は社会人生活にとっては実用的ですし、難易度も超難関というほどではありません。

しかしやはり不動産関係の仕事をする気がなければ無駄でしょう。

あと宅建士の資格取得が無駄だという人はほぼ「不動産関係者」です。不動産会社では意外と宅建士が厚遇されるわけではないところがあります。

それでは詳しく解説していきます

宅建の知識は無駄、資格は無駄ではない

宅建試験に落ちた・宅建で不合格になる人の3つの特徴

「宅建は無駄ではない、いろいろな法律の知識を学べるので実生活に役に立つ」ということが宅建試験関連ビジネスのHPに書いていたりしますが、宅建の知識自体は実生活に役に立たないものがほとんどですし、暗記系の試験の特性上得た知識は99%テストが終われば忘れるので、ほとんど学ぶ意味はありません。

ですが宅建資格取得には一定の意味があります。不動産会社には宅建士の専門の業務もあるし、宅建士を事務所に置かないといけないというルールもあるので、ある程度の宅建士のストックを確保しておきたいものです。

不動産会社に就職したい場合、実務経験がなくても宅建の資格を持っていると「まあ取っておくか」という気分にはなります。

さらに宅建士の資格をもっていれば、一定のテスト勉強ができる証明になります。飽き性で物事を継続できない人には取れない資格ということは会社の採用担当の人は理解していますので、不動産に関係のない職種でも「マジメな人」という証明になります。

独立を目指す不動産営業マンなら、独立時に宅建士を探さなくて済むのでより自由に独立が可能になります。

宅建はぜんぜん無駄ではありません

後ででてきますが宅建士は意外と多くいるので「宅建士がいなくて採用する」というケースは稀です。宅建を持っているだけで会社に不可欠な存在にはなれないので、そこまでの期待はやめておきましょう。宅建士は「採用して試してみるか」と思わせるきっかけを作る効果があります

不動産関係の仕事をしないと宅建は無駄

宅建試験に落ちた・宅建で不合格になる人の3つの特徴

ですがやはり不動産関係の仕事をする予定がない人には無駄です。ただの暇つぶしにしかなりません。

不動産に興味があって勉強し始めるということもあるとは思いますが、働く予定がなければ他の勉強をしたほうが有意義です。

宅建士の資格保有者を求人募集すると10年以上前に資格取得された主婦の方が応募してきたりします。こういった感じで取得後働きたいと思うときに役に立つことがあるので、やっぱり無駄じゃなかったという方もいますが、逆にそのまま働くこともなくという方もいるんだと思います。

宅建士は多い。食いっぱぐれる宅建士

宅建試験に落ちた・宅建で不合格になる人の3つの特徴

宅建を取った後に不動産会社に就職する人も多いと思いますが、意外とどの会社も宅建士は足りています。宅建士は結構多いのです。事務所にいる全員宅建士というのも大手不動産会社ではまあまああります。宅建士の資格を取ったけどそれに関係する就職先は見つからないという「食いぱぐれ宅建士」もいます。

宅建士の人数が足りていない会社に行けばいいのですが、そういう会社は雇用がちゃんとしていないところが多いので、もともとの条件がそれほど良くない場合が多いです。

不動産業者勤務の人は無駄と言う傾向がある

宅建は無駄?意味ない資格?食いっぱぐれる宅建士たち

宅建士は無駄だというような内容の記事を見ると、元や現役の不動産関係者が多いなと気づきます。確かに私も現役不動産関係者なので、宅建は無駄という考え方もよくわかります。具体的に考えてみると

不動産会社に勤める宅建士資格者は、契約が多いと「俺は宅建士資格があるから認められているわけではなく、たくさん契約しているから認められているんだ」と思っています。契約が少ないと「宅建士資格をもっていても契約が少ないと給料は少ないな。資格取得した意味なかったな」と思っています。

逆に不動産会社で勤めている宅建資格のない人は「宅建資格者よりも契約が多ければ給料は自分のほうが多いのだから勉強するくらいなら契約をあげる努力をした方がいい」と思っています。

やっぱり不動産会社は成績で評価が決まる部分が大きいので、宅建士資格を持っていても持っていなくても、「宅建士資格保有」に対する意識はかなり低いので、不動産関係者は「宅建は無駄」と言いがちなのです。

宅建は無駄?意味ない資格?食いっぱぐれる宅建士たち:まとめ

宅建は就職活動には役に立つ。宅建で得た知識はそんなに人生に役立つことはない。

不動産会社では、成績での評価が主。宅建を持っていようと持っていなかろうと、社内では特にそれを重視しないという考え方の人が多い。

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