宅建を受けたいけど、理系だったから文系の資格である宅建を取れるか不安。やっぱり理系の人間には不利な資格なんじゃない?とおもっていませんか?
今回はそんな宅建士試験は文系に有利なのか理系に不利なのかについて解説していきたいと思います。
宅建は理系には難しい?文系のほうが有利?いいえ関係ありません。
結論から言うと、宅建士試験は文系に有利ということも、理系に不利ということもありません。学生時代理系の勉強をしていようと、文系の勉強をしていようと、勉強時間や学習効率にはあまり差はありません。
文系の中でも法学部の人には有利です。民法などはばっちり勉強させられた箇所だとおもいますので。
宅建は理系でも文系でもない「暗記」
宅建は文系資格と言われますし、法学部とか法律系は文系なので誰がどうみても文系の国家資格だと思います。ですが求められていることはというと「暗記」です。言うなれば宅建は「暗記系資格」です。この暗記は理系文系問わずに学生時代やらされていますので、理系の人でも宅建は不利ではありません。
宅建は理系に不利は言い訳に使われる
宅建士の勉強がはかどらないときに「わたし理系なので・・・」というのはよく使われていると思います。
理系言い訳① 長文を読めない・理解できない
宅建の勉強での理系言い訳の一つが
- 長文を読む習慣がない
- 法律の専門用語が理解できない
というものです。確かに宅建士試験では設問をやたらと難しく書いて受験者を惑わす問題を作る傾向にあります。テキストもそれに対応できるように「定義」というものには細心の注意を払って書いてあるので、結局理系の人には「何を書いているのかわからない」状況になります。
ですがこれは法学部以外の文系も同じ気持ちです。理系だから理解できないんじゃないです。全員理解できないんです。
理系言い訳② 興味がわかない
宅建の試験勉強をしていると、理系の方にとっては全くいままでの人生に登場しなかった謎のフレーズを理解したり記憶したりしないといけません。興味がわかなくなるのでやっぱり理系のほうが先にモチベーションが落ちてしまうと思ってしまうのもわかります。
しかしこれも全員同じです。文系でもそして法学部生や法学部出身者でも、「詐欺取消前の第三者」にも「宅建業法の規定によるとどうなっているか」について興味はわきません。この先の人生にたぶん要らないですし、必要なときはググれば出てきます。
興味がわかないのも理系だからではないです。
宅建を文系資格と思いすぎないことが大切
宅建試験の勉強をしてなかなか進まないときに「わたしが理系だから不利なのかも・・・」と思ってしまうのはわかります。ですが実は文系とか理系とかの問題ではないと思います。
解決策としては宅建を文系資格と思いすぎないことも大切かもしれません。宅建試験は学校の国語のように文章をすべて理解しないと解けないということはありません。
たとえば内容はよくわからないけれど「このフレーズ」が出てきたら「このテーマ」の問題で、このテーマについては「この内容が正しい」。それ以外が出てきたら「諦める」というような考え方でも宅建士試験では合格点には辿り着けます。
わからないものを普通に読んだり、知らないフレーズがでてきたら絶望という感じはなく、「知っているフレーズ探し」をしてみると意外と理系的に解けると思います。
宅建でも時々計算問題は出る
宅建士試験でも計算問題が1問くらいでます。ちなみに電卓は持ち込み不可なので筆算をしないといけません。具体的には宅建業者の「報酬」の計算か建物の「建蔽率」の計算問題が出ます。
しかし理系の方が有利になるほどの問題でもありません。実際計算問題とは見せかけで、計算しなくても間違いがわかったりする問題が多数出題されています。
宅建は理系には難しい?文系のほうが有利?いいえ関係ありません。:まとめ
宅建試験は理系に不利ということもなければ、文系に有利ということもありません。
理系の方は文系資格と思い込み過ぎて苦手意識を持たないことが大切です。
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