宅建士の資格で副業は割に合わない!給料相場・業務内容や注意点

宅建士の資格で副業は割に合わない!給料相場・業務内容や注意点 宅建士資格の活かし方

最近は副業を許している会社もあり、今働いている会社には勤めつつ、宅建士の資格を生かして不動産会社で副業をするという働き方もあります。

今回はそんな宅建士の資格を生かした副業の給料相場や業務内容・その注意点について解説していきたいと思います。

宅建士の資格で副業は割に合わない!給料相場・業務内容や注意点

宅建士の資格で副業は割に合わない!給料相場・業務内容や注意点

宅建士の資格を使った副業は、その会社にもよりますが、接客案内や重要事項説明をするというものが多いでしょう。不動産業に興味がある方にはちょっとした経験を積むいいチャンスかもしれません。

しかし結論から言うと宅建士の資格で副業をしてもあまり給料が高いところがないので、資格取得の難易度から言って割に合いません。地域にもよると思いますが時給900円~で高くても1,100円くらいではないでしょうか。

それでは詳しく見ていきましょう

宅建士の副業の業務内容

宅建士の副業の業務内容

宅建士の資格を生かした副業の業務内容は、主に接客・案内、場合によっては重要事項説明をするというようなものが多いでしょう。

その会社や副業をする人にもよりますが、多くの場合が土日の勤務になります。

普通の休みの方が、新しい家を見に行ったりするのは土日などの週末の為、不動産会社は平日はお客さんも少なく人手は足りているものの週末だけ忙しいという傾向があります。ですので副業などの非常勤の人が勤務するのも土日になります。

不動産の案内なんて難しくてできない、と思われる方もいるかもしれませんが、最初のほうはお客さんを乗せて運転したり物件の鍵を開けたりするだけで、物件や契約内容などの難しい話は必要であれば店舗に戻ってきて社員の人にしてもらうというスタイルになるので、誰でも可能です。

宅建士の資格を生かして契約時に重要事項説明をする場合なども、実務は試験勉強よりもはるかに簡単です。ほとんど定型文がありますので、慣れればこちらも誰にでもできます。

宅建士の副業は給料が安く儲からない

宅建士の副業は給料が安く儲からない

しかし宅建士の副業はそれほど給料が高いわけでもないので特に儲かるわけでもなく、不動産業者はこんな仕事をしているのか・・・というちょっとした経験になるだけです。

給料が安い理由①宅建士は基本的には社内にいる

宅建士の副業で給料がそれほど高くない理由は、宅建士は基本的に社内にいということです。不動産会社には宅建士の設置義務というのがあり、逆に言うと会社や事務所がある時点、宅建士は社内にいます。

宅建士でないとできない仕事は重要事項説明という契約に関する一部分だけなので、それほど宅建士自体が足りないということも特にないのです。

どちらというと接客・案内をする人が足りていないので、宅建士の副業というよりは、資格を持っていなくてもできる不動産会社での副業になっている場合が多いので、それほど給料も高くありません

給料が安い理由②儲かる仕事は正社員にさせたい

副業の場合でも成果給、つまり契約などを取れたら歩合が付くという場合もありますが、それもあまり期待はできません。案内や接客で、高い確率で契約に結び付くようなお客さんや物件は担当させてもらえないからです。

例えば、見学の予約が2件あり、Aさんは「この物件が見たいです」、Bさんは「〇〇市で何かいい物件があれば見せてください」というような場合、Aさんは正社員の人に担当させ、Bさんは副業の人に担当させると思います。

やはり正社員の成績のほうが大切ですので、仕方のないことではあります。

宅建士の副業の注意点

宅建士の副業は給料が安く儲からない

宅建士の副業は、あくまで不動産会社がどんなことをしているのか覗き見するくらいの感覚で体験入社という気持ちでするのが一番です。頑張りすぎてもあまりいいこともないということいに注意が必要です。

土日勤務なのでプライベートがなくなる

宅建士の資格を使った副業で一番大変なのはプライベートがなくなるということです。だいたい土日の勤務なので、本業の休みにあわせて仕事ができるというところがいいところでもありますが、逆に休みはほとんどなくなるということになります。

宅建士の資格取得の難易度の割には見返りが少ない

宅建士の副業はそれほど給料も高くないので、資格取得の難易度とくらべると割に合わないことが多いです。

さきほども言ったように「宅建士の資格を生かしている副業」という感じではなく「資格がなくてもできるようなこと」しかしないので、そういった不動産会社での副業がしたいなら、宅建士の資格を取る必要は特にありません。

なぜ宅建士副業をするか考えるべき

土日に不動産会社で副業として働こうと思う場合、なぜその副業をするのか考える必要があります。

もしお金がなくて毎日働かないといけない、今の会社ではもらえる給料に限界があるというのなら、それは頑張ってください。

もし不動産業に興味があってどんなことをしているのか見てみたい、いずれは不動産業に転職もしくはその先に漠然としてでも独立開業の夢もあるというような場合は、2,3か月などと期間を決めて不動産会社の副業をしたほうが良いです。

目的もなくただアルバイトとしてするだけであれば、消耗すること間違いなしです

ですが不動産業に興味がある場合は、転職しないとわからない部分も多いです。接客に関しても副業の人が担当するお客さんと正社員が担当するお客さんは質も違うので、仕事として得られる経験値も全然変わってきます。

宅建士の資格で副業は割に合わない!給料相場・業務内容や注意点:まとめ

宅建士の資格を生かした副業は時給900円~1,100円くらいで、試験の難しさの割には普通のバイトと変わらない

土日勤務のため副業として頑張っても消耗する危険性がある。宅建士の資格を生かして非常勤採用されて、不動産業者がどういう仕事をしているのか見学する機会として利用したほうが良い。

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